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ヲタクのメモ

2014/06/07 演劇女子部 ミュージカル「LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-」 1/2

朝公演を見たので感想と憶測のメモ。
対メンバー

前半はそんなに雰囲気が出てなくてこんなものかなー(朝公演だから眠かったのでしょうか)と思ったら、中盤以降の役への入り方が凄かったです。最後の絶叫含んだ演技は鳥肌立ちました。ステーシーズといいごがくゆうといい狂気の演技上手いですね。むしろそういうキャラクターで書きたいと脚本家の人に思わせる雰囲気があるんだろうか。

初登場したシーンで和田さんがいるというだけで全体の雰囲気が出来上がって凄いなと思いました。空気感が一気に変わるというのは感覚的な事だけに何が理由かわからないけど、最近のライブの時の雰囲気も含めて和田さんの入ってる状態の存在感って宗教的な雰囲気があります。仏像効果か(違

2人合わせての役で、技術的に上手いなあというのが二人揃っての感想です。歌もセリフも声が出てるし細かい声のトーンも雰囲気の出し方も巧い。個人的な好みの問題として譜久村さんの声の出し方が良かったです。福田さんの「~なのじゃ」ははじめまろ呼びの当て書きネタ(おじゃる丸)かと思いましたが、話を全部見ると成る程、自覚して年齢を重ねている事の表現としても機能していました。

歌うまい。演技も出来るなあと感心。出演時間短いながら存在感があったので流石だなと思いました。

当て書きというには失礼だと思う位ありのままのキャラとして暗い内容、引き込まれやすい演者の精神を支え救う役割だなと思いました。コメディタッチの演技の中で後半地下に潜った時のシリアスな演技をする勝田さんは一瞬の時間でしたけどおっ!と思う位いい演技でした。佐藤さんは歌が良かったです、アフタートークでみんなが羨ましがるポジションだけはありますね。でも何も演技が無い静の瞬間はちょっとまだ素の佐藤さんの落ち着かない感じが出てしまってるなという印象です。

劇中歌にそれぞれちゃんとソロパートがあって良かったなと思いました、大人の人優しい。佐々木さんはまだ動きが佐々木さんな感じがありました。加賀さんも頑張ってました、剣道やってるせいもあってか殺陣が様になっていました。田辺さんの立ち方歩き方はやっぱり経験積んでるだけはあるなと感じました。

鈴木さんは髪型が可愛かったです非常に。そしてお笑いパートの時のテンポがちゃんとしてたのが良かった。リリウムの雰囲気の中で笑いを取るって意外と重要だと思うのでネタを笑えるテンポでちゃんと出来るってのは評価されて良いと思いました。あとは声出るんだし歌えるからもう少し見せ場があっても良かったのでは

主役じゃないしお笑いポジションだけど演技が自然体ですごく好きです。竹内さんがあのままあの世界にいるかのようでそれでいて配役の雰囲気はちゃんと出ているというあの雰囲気が個人的にすごく好きで良かったです。相手が勝田さんというのもあるけどテンポと間がいい、鈴木さん竹内さん勝田さんのトリオの安定感のある笑いを取れる実力って想像以上に大切な役割なんじゃないかなとか思いました。

今回の役の中では数少ない笑いとシリアス両方をやるので大変だなと思いました。それでもどっちかっていうと所謂だーいし感的な方が似合うなという感想です。あと跳ねて声を出すタイプの歌がはまってたので新しい発見でした、普段歌っているときよりも声も通るし音程も安定していたように見えました。

完全に男、細かい所作とか立ち方とか雰囲気とか本当に細かいところまで演じてて改めて工藤さんの演技は魅力的だと思いました。滑舌も後半の長台詞とかちゃんと言えてたし、早口にならず成長を感じました。最後の挨拶の頭下げる間がハロメンの間じゃなくて劇団員さんの間だったので昔からの経験で舞台の時はモードが変わるんだなと思いました。悪い言い方ですが現状の歌のステージより才能出てました。

普段より少し低めの声が魅力的で歌が凄かったです。加入当初と比べてもとは思いますがその時を知ってるだけに今回の活躍は素晴らしいです。個人的な好みで中西さんのあの位の声の高さが凄い好きです。後にも書きますが、

一番最初に「どいてくれないか?」で出てくるシーンの立ち方だけで感動しました。姿勢と喋り方と間の作り方だけで役の雰囲気がすぐ伝わってきてやっぱり凄いなと。鞘師さんのところでも書いたように前半はまだ鞘師さんの雰囲気が足りない感じがしたのもあって田村さんが出てきた瞬間これは独壇場じゃないかと思いました。結果的には鞘師さんも工藤さんも良くてそんな風にはなりませんでしたけども。ライブの時以上に自分じゃない自分を生きるのが得意な人だなと思いました。娘。得意な人だなと思いました。娘。メンバーのいい刺激にもなったんじゃないですかね
あの年齢であの狂気を表現できる凄さ

意外と分量多いから分ける