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ヲタクのメモ

2014/11/26 モーニング娘。'14コンサートツアー秋 GIVE ME MORE LOVE~道重さゆみ卒業記念スペシャル~ in 横浜アリーナ

今更ながら映像作品が出たタイミングで自分の中での整理も兼ねて。

11/26から自分の中での消化と知り合いの方との現場や酒の場も含めて色々聞いて貰ったおかげで脳味噌の整理が出来ました。ありがとうございます。

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Sayumi's dress in 2014/11/26
最後の公演を実際に目で見て、他のさゆヲタの意見を聞いて摺り合わせて、スカパーの映像を見て、今回だけは表立っては言えないそういうワッチ音源まで含めて知りうる限りの手段でこの最終公演と向き合いました。

怪我をしたということは褒められる事ではないし、それが余計に伝説化を加速させたという風潮は好きじゃないし、かといってあの場所で見てるだけでも道重さんの悔しさが痛いくらい伝わってきたし、道重さゆみという人を知ってるからこそ怪我の影響を決して見せない立ち振る舞いにプライドを感じました。

one two threeくらいまで怪我のせいで抑え気味だった動きもPassword is 0で普段と変わらないジャンプをしたというのは凄い。凄いというより凄まじいという言葉の方が近いかもしれない。

歌は最後の最後なので全体的に外さないように外さないように置きにいってる印象。全員曲でも自分の見せ場が多い曲は比較的に安定していて、それ以上にシャバダバドゥは道重さんが歌いやすいというのを抜きにしても歌えているなあと素直に思いました。盲目かもしれないけど
そういう中でも赤いフリージアは本当に丁寧に慎重に歌っていて、相当練習したんだろうなというのが伝わってきました。
赤いフリージアが凄い良かったのは、音を外さないように慎重になりながらも12年の集大成として歌詞への感情の込め方も本当に素晴らしくて、音を外さない様な繊細さと感情に乗せて歌うという2つのバランスの取り方ということじゃないかなと。
それが12年間唄が下手なんですと表立っては言いながらも努力は諦めなかった道重さんの底力だなと思いました。

選曲ということについても、モーニング娘。の曲ではなくて赤いフリージアというのが道重さんらしくて、「この曲で私の人生が始まりました」と言って紹介したときにやっぱり歌えないことが12年間ずっと悔しかったんだなと。執念深い(褒め言葉)なぁって。

歩いているも、これまでの流れだと1位になった曲でありソロで歌えるということでUpdatedバージョンだったのも、あの日は原曲の方でソロではない(厳密に言うと曲は無印歩いてるで、歌割がUpdatedのソロverベース+他の9人のパートの追加)ということでモーニング娘。としての思い出を優先したのかなという風に受け止めました。
Happy大作戦も本人が好きというのもあるし卒業公演について泣きたくないという本人の意思も反映したように笑って終わることが出来る選曲でした。

卒コン全体を通して本人の意地なりプライドなり信念みたいなものが強く反映されていて、卒業後は休業という選択も含めてモーニング娘。のためにこれまでやってきたという哲学を最後の最後まで貫いた人でした。
最後の公演の最後だけ捌ける瞬間客席を振り返らない仕草や、捌けた後に物語の終わりを示唆する映像を挟んでトリプルアンコールで姿を見せないことを暗示する演出だったりと、本人と制作スタッフ含めた良い演出でした。
卒業後に外に出る取材を断ったり、卒業前後の記者会見やらなかったり、最後の情報発信が自分のブログだったり端から端まで道重さゆみ道重さゆみだったなという感想でした。

公演後にtwitterでも呟きましたが、8分以上のあのMCで現場に来たヲタへ向けた言葉があった(ように勝手に解釈した)のが印象的でした。


世間的には『変な人』というフレーズの方に注目が集まりましたけど「さゆみに会いに来てくれた~」という部分で個人的には救われた思いでした。

演出や怪我も含めて、悔しさもあるだろうけれど道重さゆみらしい最後だったなというのが全体の感想です。自分の周りのさゆヲタも同じ感じで。
終わった後に何やってるんだよと笑って弄れる余白があったのもらしさですね。

2014年11月26日は本当に良い公演でした。